にこにこ歯プロジェクト

6. 指しゃぶり・頬杖…歯並びを悪くする癖とは?

🤚 その癖、ちょっと気になります~何でもないように見えるけれど、歯並びに影響する習慣のこと~

💭 こんな姿、見かけませんか?

指をちゅっちゅと吸っている姿。
頬杖をついて、ぼんやりテレビを見ている姿。
うつぶせで寝ている姿。

「まあ、可愛いわね」
「そのうち直るでしょう」

そう思いながら、見守っていませんか?

でも実は、その何気ない癖が、お子さまの歯並びや顔立ちに、じわじわと影響を与えているかもしれません。

今日は、「知っておきたい、子どもの癖と歯並びの関係」についてお話しします。

👶 指しゃぶり

一番よく見かける癖ですね。赤ちゃんの頃は自然なこと。でも、3歳を過ぎても続いていたら、少し気にかけてあげてください。

前歯が前に押し出されて、出っ歯になりやすくなります。上下の前歯が咬み合わない「開咬(かいこう)」という状態になることも。

🖐️ 頬杖

勉強中、テレビを見ているとき。ついついやってしまう頬杖。

アゴを一方向に押し続けるので、顔の左右のバランスが崩れてしまいます。さらに、顎関節症のリスクも高まります。

👄 唇を噛む・舐める癖

緊張したとき、考えごとをしているとき。無意識に唇を噛んだり、舐めたりしていませんか?

前歯の傾きに影響して、噛み合わせが悪くなります。口の周りが荒れたり、感染のリスクも。

👅 舌で歯を押す癖

舌で前歯を押したり、歯の間に舌を挟んだり。

歯は少しずつ動いてしまい、すきっ歯や開咬の原因になります。

😴 うつぶせ寝

寝ているときの姿勢も、実は大切。

うつぶせで寝ると、アゴや頬に持続的な圧力がかかり、歯並びや顔の形に影響します。

💅 爪噛み

ストレスや退屈なときに、爪を噛んでしまう。

前歯が削れたり、位置が変わったり。衛生面でも心配です。

😟 どうして癖が歯並びを変えるの?

歯は、思っているよりもずっと動きやすいんです。

持続的で軽い力が加わり続けると、少しずつ移動します。矯正治療も、この原理を利用しているんですよ。

でも、悪い癖も同じ。望ましくない方向に、歯を動かしてしまうんです。

📊 知っておきたいデータ

厚生労働省の調査によると、50%以上の子どもに、上下の歯の中心線のズレが見られるそうです。このズレの多くは、日常的な癖による左右非対称な力が原因とされています。

「たかが癖」ではないんです。

👶 年齢に合わせた、癖への向き合い方

【0〜3歳:乳幼児期】

この時期の指しゃぶりは、正常な成長の一部。無理にやめさせる必要はありません。

他の楽しいことに気を向けて、自然と卒業できるように見守りましょう。

【3〜6歳:幼児期】

この時期に癖が続いているなら、少し積極的に対応を。

「もうお兄ちゃんだもんね」
「お姉ちゃんになったね」

成長の喜びと結びつけて、優しく励ましてあげてください。手を忙しくする遊びを取り入れるのも効果的です。

お姉ちゃんになったね」


↑↑↑こんな装置もあります◎

成長の喜びと結びつけて、優しく励ましてあげてください。手を忙しくする遊びを取り入れるのも効果的です。

【6歳以上:学童期】

永久歯が生え始める大切な時期。

癖の影響について、年齢に応じて説明してあげましょう。本人と一緒に、「どうやって直そうか?」と改善計画を立てるのもいいですね。

🌈 楽しく、優しく、癖を直していこう

✨ ポジティブに導く

代わりの行動を提案する
「指を吸いたくなったら、このぬいぐるみをギュッてしようね」

達成感を味わう
癖をしなかった日には、カレンダーにシールをペタッ。目に見える成果が、やる気につながります。

成長を褒める
「今日は指しゃぶりしなかったね!すごいね!」
その一言が、お子さまの自信になります。

🏡 環境を整える

頬杖を防ぐ
勉強机の配置や椅子の高さを見直してみましょう。

うつぶせ寝を防ぐ
枕の使い方を工夫して、横向きやあおむけで寝られるように。

手を忙しくする
手遊び、工作、お手伝い。手を使う活動を増やすと、自然と癖が減ります。

👨‍👩‍👧 家族みんなで、見守ろう

📝 まずは観察から

いつ、どんなときに癖が出るのか、そっと観察してみてください。

ストレスを感じているとき?
退屈しているとき?
眠いとき?

原因がわかれば、対策も見えてきます。

💕 ストレスケアも大切

癖の多くは、ストレスや不安と関係しています。

たっぷりのスキンシップ、ゆっくりの会話の時間、規則正しい生活リズム。安心できる環境が、癖を減らす一番の近道です。

📅 改善の記録をつける

「今週は3日もできたね!」
進歩を記録して、一緒に喜びましょう。

🏥 こんなときは、相談してくださいね

  • 4歳を過ぎても指しゃぶりが続いている
  • 明らかに歯並びに影響が出ている
  • 癖が強くて、なかなか改善できない
  • 顔の左右が違うように見える

ひとりで悩まず、どうぞ私たちにご相談ください。一緒に、お子さまに合った方法を考えていきましょう。

💙 にこにこ歯プロジェクトより

子どもの癖は、成長の一部です。
でも、歯並びへの影響を考えると、適切な時期に優しく改善していくことが大切。

「ダメ!」と叱るのではなく、
「一緒に頑張ろうね」と寄り添ってあげてください。

お子さまの成長を支えるような、温かいアプローチ。
それが、健やかな歯並びを育てます。

早めの気づきと対応が、お子さまの美しい笑顔を守ります。

「どうしたらいいかわからない」
「なかなか直らなくて…」
そんなお悩みも、いつでもお聞かせください。

一緒に、お子さまの明るい未来を作っていきましょう。

🪥 にこにこ歯プロジェクトとは…
子どもたちの虫歯予防・歯ならび育成・お口の発達を、家庭と地域で支える取り組みです。「楽しく学んで、にこにこ笑顔に」をテーマに、歯科医院・保育園・ご家庭をつなぐ活動を行っています。

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