🥤 そのジュース、ちょっと待って!~知っておきたい、飲み物と歯の大切な関係~
💭 「ちょっとだけなら…」そう思っていませんか?

「喉が渇いたって言うから、ジュースをあげちゃった」
「100%果汁だから、体にいいはず」
「たまにだし、これくらい大丈夫よね?」
診察室でお話を伺うと、こんな声をよく聞きます。お子さまを想う気持ちから、ついつい甘い飲み物を手渡してしまう。その優しさ、とてもよくわかります。
でも、もし知っていたら?
そのジュース1本に、どれだけの砂糖が入っているか。
それが、お子さまの歯や体に、どんな影響を与えるのか。
今日は、知っているようで知らない「飲み物の真実」を、一緒に見ていきましょう。
🍬 びっくり!ジュースの中身、見えていますか?

コカ・コーラ500mlのペットボトル。お子さまが「美味しい!」と喜んで飲むその1本に、スティックシュガーが19本分も入っているって、ご存じでしたか?
グラムにすると約65g。WHO(世界保健機関)が推奨する大人の1日の砂糖摂取量は25gですから、その2倍以上。子どもの体には、さらに大きな負担です。
「じゃあ、果汁100%ジュースなら安心?」
残念ながら、それも油断禁物。天然の果糖であっても、歯にとっては虫歯の原因になりうるんです。
「自然由来だから大丈夫」とは言い切れないのが現実です。
😟 砂糖が子どもに与える、見えない影響
甘い飲み物が習慣になると、こんなことが起こります。
🦷 虫歯のリスクが高まる
お口の中の細菌は、砂糖が大好物。砂糖を食べた細菌は酸を作り出し、その酸が歯を溶かしていきます。これが虫歯のはじまりです。
🍽️ ごはんが食べられなくなる
甘い飲み物でお腹が満たされてしまうと、肝心の食事が入らなくなります。栄養バランスの整った食事を摂れなくなり、成長にも影響が出てしまいます。
😣 気持ちが不安定になる
血糖値が急に上がって、急に下がる。この乱高下が、集中力の低下やイライラを引き起こします。「なんだか機嫌が悪いな」と思ったら、飲み物が原因かもしれません。
📈 肥満のリスクも
液体の糖分は、満足感を得にくいのが特徴。つまり、知らず知らずのうちに摂りすぎてしまうんです。

🦷 歯並びにも、関係があるんです
「ジュースと歯並び?関係あるの?」と思われるかもしれませんが、実は間接的につながっています。
甘い飲み物ばかり飲んでいると、しっかり噛む必要のある食事を摂らなくなります。すると、アゴが十分に成長できず、歯が並ぶスペースが足りなくなってしまう。
さらに、虫歯になりやすい環境では、歯の健やかな成長も妨げられます。結果として、歯並びにも影響が出てしまうことがあるんです。
💧 じゃあ、何を飲めばいいの?
答えはシンプル。水とお茶です。
🌊 水
一番の基本。体にも歯にも、やさしい飲み物です。
🍵 麦茶
カフェインが入っていないので、小さなお子さまでも安心。
🍂 ほうじ茶
香ばしくて飲みやすく、お子さまにも人気です。
🌈 ジュースとの上手な付き合い方
「もうジュースは絶対ダメ!」と禁止するのは、かえって逆効果。大切なのは、上手に付き合うことです。
① 特別な日のお楽しみに
毎日ではなく、週末だけ、お誕生日だけ、など「特別な飲み物」として位置づけましょう。
② 量は控えめに
コップ半分くらいまで。たっぷり飲ませる必要はありません。
③ 食後に飲んで、すぐお口をゆすぐ
空腹時よりも食後の方が、虫歯のリスクは低め。飲んだ後は水で口をゆすぐ習慣を。
④ ストローより、コップで
ストローで飲むと、歯に長時間触れてしまいます。コップでサッと飲む方が安心です。
🏡 家族みんなで、楽しく変えていこう
✨ 水を「特別」にする工夫
氷を入れたり、レモンを浮かべたり。見た目を楽しくするだけで、お子さまも喜んで飲んでくれます。
👨👩👧👦 大人がお手本になる
パパやママが美味しそうにお茶を飲む姿を見せれば、お子さまも自然と真似をします。
🎒 お出かけには水筒を
外出先で「買わない環境」を作ることが、習慣づくりの第一歩です。
💙 にこにこ歯プロジェクトより
お子さまの健やかな成長と、きれいな歯並びのために。飲み物習慣を見直すことは、とても大きな一歩です。
「ダメ」と言うのではなく、「こっちの方が体が喜ぶよ」と伝えてあげてください。小さな変化の積み重ねが、お子さまの未来を守ります。
「ジュースが好きなんです」「どうしても欲しがって…」そんなお悩みも、どうぞ遠慮なくご相談ください。一緒に、お子さまに合った方法を考えていきましょう。
笑顔あふれる毎日のために。
私たちは、いつでもご家族の味方です。
🪥 にこにこ歯プロジェクトとは…
子どもたちの虫歯予防・歯ならび育成・お口の発達を、家庭と地域で支える取り組みです。「楽しく学んで、にこにこ笑顔に」をテーマに、歯科医院・保育園・ご家庭をつなぐ活動を行っています。