にこにこ歯プロジェクト

10. 早めの歯科相談が未来を変える ― 乳歯期から考える矯正治療

🌸 「まだ早い」じゃない、「今だからできる」こと~乳歯期から始める、歯並び育て~

💭 「矯正は、大きくなってから」と思っていませんか?

「まだ乳歯だし、矯正なんて早すぎるわよね」
「永久歯が生え揃ってから考えればいいでしょ」

そんな風に思っていませんか?

実は、その考え方、もったいないかもしれません。

乳歯期からの早期対応こそが、お子さまの美しい歯並びと健康を守る、最も重要な鍵なんです。

今日は、「矯正治療の新しい考え方」についてお話しします。

🦷 矯正治療、考え方が変わってきています

昔は、「永久歯が生え揃ってから、歯を動かして並べる」という治療が主流でした。これを「2期治療」と呼びます。

でも今は、成長期の子どもの特性を活かした「1期治療」の重要性が注目されているんです。

【1期治療:4〜10歳】

  • アゴの骨の成長を促したり、調整したり
  • 歯が並ぶスペースを確保する
  • 口の機能を改善する
  • 悪い癖を直す

【2期治療:11歳以降】

  • 個々の歯の位置を細かく調整
  • 最終的な噛み合わせを完成させる

つまり、「1期治療」は土台づくり。「2期治療」は仕上げ。
両方をうまく使い分けることで、より良い結果が得られるんです。

✨ 早期治療の、圧倒的なメリット

🌱 成長を味方につける

子どものアゴの骨は、とても柔軟。適切な刺激を与えることで、成長を促すことができます。

特に上アゴは、8歳までに80%、12歳でほぼ完成します。だからこそ、この時期の介入がとても大切なんです。

🦷 抜歯を避けられる可能性

早期にスペースを確保できれば、将来的に健康な歯を抜かずに済む可能性が大幅に高まります。

大人になってからの矯正では、多くの場合で抜歯が必要になってしまうんです。

💪 全身への良い影響

歯並びだけじゃないんです。早期治療は、こんな良いことも。

  • 正しい呼吸パターンが身につく
  • ぐっすり眠れるようになる
  • 集中力や学習能力が向上する
  • 顔立ちが調和的に発達する

歯並びを整えることが、お子さまの人生全体に良い影響を与えるんです。

📅 歯科相談のタイミング

【1歳前後:初回検診】

歯が生え始める大切な時期。

  • 歯磨きの指導
  • 授乳や離乳食のアドバイス

ここから、歯科とのお付き合いが始まります。

【2〜3歳:機能チェック】

乳歯が生え揃う頃。

  • 口の機能がちゃんと発達しているか確認
  • 悪い癖を早期に発見

【4〜6歳:本格的な評価】

永久歯への生え変わり準備期。

  • アゴの成長を評価
  • 1期治療が必要かどうか判断

「まだ早い」と思わず、この時期にぜひ一度ご相談ください。

🔍 早期に気づくべきサイン

乳歯期のチェックポイント

歯の隙間
乳歯に隙間がないと、永久歯のスペースが足りなくなります。

噛み合わせ
上下の歯が、正しく噛み合っていますか?

左右の対称性
顔や歯並びの左右バランスは取れていますか?

口の機能
正しく飲み込めていますか?発音ははっきりしていますか?

日常生活での観察ポイント

  • いつも口が開いている
  • 食べるのが遅い、飲み込みにくそう
  • 発音がはっきりしない
  • いびきをかく
  • 指しゃぶりなどの癖がある

ひとつでも当てはまったら、一度ご相談ください。

😟 現代の子どもが抱える問題

厚生労働省のデータによると、12〜20歳の26%がガタガタの歯並び。そして、矯正治療を受ける子どもは年々増えています。

なぜ増えているの?

食生活の軟食化
柔らかいものばかり食べていると、アゴが育ちません。

アレルギーの増加
鼻詰まりで口呼吸になり、歯並びに影響。

姿勢の悪化
スマホやタブレットで、前かがみの姿勢に。

外遊びの減少
体を動かさないと、口の機能も育ちません。

現代の生活そのものが、歯並びに悪影響を与えているんです。

🛠️ 1期治療の具体的な内容

拡大装置

上アゴを横に広げる装置。取り外し式と固定式があります。成長期だからこそ、効果的に広げることができます。

機能矯正装置

筋肉の力を利用した装置。正しい口の機能を促して、自然な成長を誘導します。

習癖改善装置

指しゃぶりや舌の癖を改善。口呼吸から鼻呼吸への転換を促します。

口腔機能療法

舌や唇の筋力トレーニング、正しい飲み込み方の練習、発音訓練など。

↑↑↑お子さんがご自身で矯正装置を入れている動画

🆚 大人になってからの矯正と比べると…

大人の矯正のリスク

  • 抜歯の必要性が高い
  • 治療期間が長い
  • 歯を動かすときの痛みが強い
  • 歯茎が下がるリスク
  • 治療費が高額

早期治療の利点

  • 自然な成長を活用できる
  • 痛みが少ない
  • 治療期間が短い
  • 全身の健康も向上
  • 長期的に安定しやすい

早く始めるほど、お子さまの負担は軽くなります。

💌 保護者の皆さまへ

「様子を見る」ことのリスク

「永久歯になってから考えよう」
そう思って待っていると、最適な治療時期を逃してしまうかもしれません。

特に上アゴの成長は、8歳までが勝負です。

すべての子に治療が必要なわけではありません

安心してください。すべてのお子さまに1期治療が必要なわけではありません。

でも、専門医による適切な評価を受けることで、お子さまにとって最適な判断ができます。

  • 将来のリスクを予測
  • 予防的な対策を提案
  • 最適な治療計画を立案
  • 家庭でのケアを指導

私たちと一緒に、お子さまの未来を考えていきましょう。

💙 にこにこ歯プロジェクトより

お子さまの歯並びは、遺伝だけでは決まりません。

成長過程での適切なケアと、早期の専門的な関わりで、大きく改善できます。

乳歯期からの歯科相談は、虫歯予防だけではないんです。お子さまの将来の健康と、美しい笑顔を守るための、大切な投資です。

「まだ早い」じゃない。
「今だからできること」があります。

早期の気づきと適切な対応が、お子さまの人生を変える可能性があります。

「うちの子、大丈夫かな?」
「いつ相談すればいいの?」
「どんな治療があるの?」

どんな小さなことでも、遠慮なくご相談ください。

お子さまの健やかな成長を、専門医と一緒にサポートしていきましょう。

🪥 にこにこ歯プロジェクトとは…
子どもたちの虫歯予防・歯ならび育成・お口の発達を、家庭と地域で支える取り組みです。「楽しく学んで、にこにこ笑顔に」をテーマに、歯科医院・保育園・ご家庭をつなぐ活動を行っています。

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